Dr.Fumikoのわたし的生き方

平岩裕子さんのココロ健康美人ファイル

【第4回】 特別コラム「愛」

楠原史子

楠原史子(くすはら ふみこ)

  • 1977年 三重県生まれ
  • 2002年 愛知学院歯学部卒業
  • カナダ、サイモンフレーザー大学通訳翻訳コース終了
  • 開業医にて勤務する傍ら、通訳、翻訳業に携わる
  • 2008年~2010年 カナダ、ブリティッシュコロンビア大学勤務
  • 在加中ヨガインストラクターの資格を取得し、歯科関係者および患者の姿勢矯正を中心に、ヨガを教える

2011年3月11日、日本を襲った東海関東大地震。

地震、津波、原発・・・立て続けに押し寄せる未曾有の危機は、世界中を震撼させました。

今回の災害で多くの命が奪われ、今なお被災者の方々は不安な日々を過ごしています。被災者の方も、そうでない方も、この震災を通して色々なことを考えさせられたのではないでしょうか?
家族が健康であること。仕事があること。帰る家があること。ご飯が食べられること・・・。今まで当たり前だと思っていた普通の生活がいかに幸せかということ。そして私達が普段いかに電気に頼って生活しているかということも・・・。

今回の地震の後、日本国内だけでなく、外国の友人からも本当に沢山励ましのメールをもらいました。ヨガインストラクターの友人達はいち早くレッスン費を寄付にあててくれたり、チャリティーコンサートやアートのイベントなどを企画してくれたりしてくれています。テレビでは、自分の描いた絵を売って募金を集めている6歳の少女のニュースを見ました。私達はこの災害で辛く恐ろしい光景を目の当たりにしましたが、同時に人の優しさや温かさ、助け合いの精神も感じることができたのではないでしょうか?
私達1人1人の力は小さいものかもしれませんが、みんなが行動を起こせばその力はきっと大きな成果を生むはず。

みんなで力を合わせて、1日も早く日本に笑顔が戻るように進んでいきましょう。何でもない日常に感謝しながら・・・。

最後に、Sam Levinsonが孫娘に宛てた手紙をご紹介したいと思います。女優のオードリーヘップバーンもこの詩が大好きで、晩年子供に読んで聞かせたそうです。私も今まで何度もこの詩を読み返し支えられてきました。どうか皆さんにもSamの思いが届きますように。