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【第2回】 マナー×医療/平岩裕子|e-dentist

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【第2回】 マナー×医療

平岩裕子

平岩裕子

  • やまとなでしこ塾主宰。短期大学卒業後、大手百貨店に就職、人材コンサルティング営業、国際線客室乗務員、美容系サロンマネージャーなど、さまざまな角度から人と接する現場経験を積む。「マナーは方法ではなく心を伝えること」を念頭に、現場経験を活かした実践事例に基づいた講演は、幅広い年齢層の女性からの共感・支持を得ている。 やまとなでしこ塾他、企業や公的機関、医療機関でのマナー講座、接遇サービス研修などを実施している。

医療のサービスが問われるようになり、新人研修の一環としてマナー講座や、委員会活動でもマナー向上委員会などを運営さている医療機関も多くなってきました。

特に、患者さまが一番多く接するのは衛生士さんですので、衛生士さんによって医院の質が問われると言っても過言ではありません。実際、皆さんの現場での取り組みはいかがでしょうか?

患者さまとご家族のお声

研修や委員会活動がされている医院のはずなのに、患者さまからは「あの衛生士さん、よくしてくださるのだけど、言葉がキツくて怖いのよ」
とか、他の患者さまへの対応を見た患者さまのご家族から
「うちの祖母もいじめられたりしてないかしら」
「白衣に色々カラフルなものを付けていたり、香水の匂いがする衛生士さんもいるの
などのお声を聞いたことがあります。

どうしてこんなことが起こっているのでしょうか?

マナー=患者さまを大切に思う気持ちを行動に表すこと

ddどんなに質の高い研修をしても、マナーを知識として捉えていると現場では活かすことができません。
患者さまやそのご家族の気持ちに、温かくお応えするために大切な「心遣い」がマナーです。それは、患者さまを大切に思う気持ちを行動に表すこと。また、医療の現場であれば、安心・安全、信頼を与えることにもつながります。

皆さんの普段の言葉遣いや身だしなみ、態度が受け手やその周りにいる人にどんな印象を与えているでしょうか?
この機会にぜひ日常を振り返り、さらに患者さまやそのご家族、スタッフに喜ばれる衛生士さんを目指していただければと思います。