【経営理念】

経営理念をお聞かせください。

経営理念は「経営者にとって一番大切にするのは従業員、従業員にとって一番大切にするのは患者様」、「スタッフ全員が効率良く仕事ができるように自分で考えて行動する」ことです。

診療方針を教えてください。

「安心、安全、丁寧なサービスの提供」、「QOLに合った治療方針の提案」、「予防処置に重点を置く」ことを診療方針として掲げています。

ほかの歯科医院との差別化はどういったところにありますか。

私どもでは最先端の医療機器を使ったりはしていません。気軽に受診しやすい雰囲気づくりを意識し、「歯医者は怖い」というイメージをなくすことを心がけています。私どもの売りは「人」です。ハードな部分ではなく、ソフトな部分を磨くことで、それが安心感に繋がるのではないかと思い、人の教育に重点を置いています。院長が女性であることを強みにして、最後まで気遣いのできる診療を提供することを大切にしています。また、託児サービスやLINE予約、徹底したリコール管理システムを強化しています。

患者さんからどのような問い合わせが多いですか。

子どもの歯並びについてのご相談が多いですね。最近は「歯を白くしたい」というご希望も多く、費用や耐久性などのお問い合わせが増えています。また、歯周病が気になるという患者さんがインターネットで歯周病専門医と検索されて、ご相談にお越しになるケースもあります。

【増患対策】

増患対策について、お聞かせください。

私どもではメンテナンスや予防に重点を置いているので、通院期間が長期になります。そのため、コミュニケーションが活発になり、患者さんとの信頼関係を築けていますので、口コミによる紹介患者さんが自然に増えています。

【スタッフ採用・教育】

スタッフ教育をどのようになさっているのですか。

月に1回ミーティングをしており、気づいたことや皆の要望や意見を言える場になっています。しかし、そういったときに意見をなかなか出しにくいこともあるので、スタッフの悩みや要望を日常的に聞き出したり、収集できるよう、お昼休憩を一緒の部屋で過ごすなどしています。私どもには女性スタッフしかいないのですが、女性はどうしても家庭の事情に左右されやすく、シフト通りの勤務ができないことがあります。そのようなときに契約だからとこちらの主張を押しつけると無理が生じてしまい、退職に繋がりかねません。そこで、私どもではシフト管理をパートリーダーに任せ、プライベートも充実するように、無理のない、働きやすい環境づくりに努めています。

【今後の展開】

今後の展開について、お聞かせください。

お蔭様で、診療スタイルや患者さんの数は安定していますし、順調なので、大きく変えたいという気持ちはありません。ただ専門性を高めていきたいと思っていますので、マイクロスコープを使用できる先生、口腔外科が得意な先生といった非常勤歯科医師を増やし、難症例があれば、その先生の勤務日に診てもらえるような体制を作っていきたいです。

開業に向けてのアドバイス

転職や開業を考えている歯科医師にアドバイスをお願いします。

自分の強みや専門性を活かし、独自のカラーを持ちつつ、幅広い層にも対応できるスキルと知識、人間力のあるコミュニケーションスキルを向上させていくことができる環境を作ることが大切だと思います。

プライベート

お休みの日の過ごし方を教えてください。

コロナ禍になる前は近場によく旅行に行っていました。連休がなかなか取れないので、1泊ぐらいで行ける富士山が見えるところや温泉でリフレッシュしていました。今はご時世的にも難しいですね。料理も好きです。和食も洋食も得意で、平日は帰宅が遅いので、休日に作り置きしておくため、買い物に行って、食材を見て、メニューを考えるのが楽しみです。料理と仕事は段取りが必要なところが似ていますね（笑）。それから愛犬と遊ぶことが癒やしです。忙しくて、実家に預けがちなのですが、遊べるときはできるだけ一緒に過ごすようにしています。スポーツ観戦も好きです。テレビで見る程度ですが、頑張っている方の姿を見ると感動します。今年のオリンピックも色々な感動がありました。