Dr.Fumikoのわたし的生き方

平岩裕子さんのココロ健康美人ファイル

【第6回】 ボナペティ!

楠原史子

楠原史子(くすはら ふみこ)

    出身:
  • 11977年 三重県生まれ
  • 2002年 愛知学院歯学部卒業
  • カナダ、サイモンフレーザー大学通訳翻訳コース終了
  • 開業医にて勤務する傍ら、通訳、翻訳業に携わる
  • 2008年~2010年 カナダ、ブリティッシュコロンビア大学勤務
  • 在加中ヨガインストラクターの資格を取得し、歯科関係者および患者の姿勢矯正を中心に、ヨガを教える

“皆さんは今日の食事、誰と何を食べましたか?”

歯科医師として、ヨガインストラクターとして、食について考える機会がよくあります。「食」は健康で楽しい生活を営むために欠かせないもの。偏った食事や食生活の変化が、現代人の体や歯の健康に影響を及ぼしていることは、皆さんご存じですよね。

カナダでは、サプリメント漬けやベジタリアンの人をよく見かけましたが、私は食において大切なのは、バランスだと思います。好きな人と一緒にテーブルを囲めれば尚最高ですね。

私は食べるのも料理することも大好き!
地元の新鮮な食材に目を向けたり、旅行先ではその地の特産品を試したり、今ではインターネットで日本のみならず海外の食材までお取り寄せできるのですから、本当に便利です。私は小さい頃から祖母が野菜や果物を育てたり、漬物や梅酒を作ったりしている姿を見て育ちました。普通だったら捨ててしまいそうな皮や種も、砂糖漬けにしたり、お風呂に入れたり、手作り化粧水に入れたり、おばあちゃんの知恵には見習うことが沢山あります。

カナダにいた頃は、毎週末ファーマーズマーケットに出かけるのが楽しみでした。
作り手の人と触れ合うことで、より食材に親しみがわくし、安心感にもつながりますよね。皆さんの周りにも道や駅に青空マーケットがあったら是非足を運んでみてください。

私が今はまっている食材の一つが、「大塚オリーブファーム」のレバノン産オリーブオイルです。今までイタリア産、ギリシャ産、スペイン産、香川産など様々なオリーブオイルを試してみましたが、ここのオイルは‘こく’があってとってもまろやかなのに癖がなくて本当に美味しい! 塩を加えてパンにつけたり、ドレッシングに使ったりして、オリーブオイルの旨みを味わうのがお気に入りの食べ方です。
この会社の生みの親である大塚不破土さんは、最高級のオリーブオイルに誇りを持って情熱と愛情を注いでいます。一度は内戦で販売を中止していたのですが、偶然街で話しかけたご婦人のご家族が、販売中止になった大塚オリーブファームのオイルを探し続けていたということを知り、その話を聞いて感銘を受けた彼は工場を復活させ、オイル販売を再開させたのです。まさに運命の出会いですよね。

皆さんもお気に入りの食材やレストランを見つけて、大切な家族や友達とテーブルを囲んでみませんか?
きっと食事の後にはお腹も心も満たされて、自然に笑顔がこぼれるはずです。