Dr.Fumikoのわたし的生き方

平岩裕子さんのココロ健康美人ファイル

【第9回】 日頃から自分を高めるために

楠原史子

楠原史子(くすはら ふみこ)

  • 1977年 三重県生まれ
  • 2002年 愛知学院歯学部卒業
  • カナダ、サイモンフレーザー大学通訳翻訳コース終了
  • 開業医にて勤務する傍ら、通訳、翻訳業に携わる
  • 2008年~2010年 カナダ、ブリティッシュコロンビア大学勤務
  • 在加中ヨガインストラクターの資格を取得し、歯科関係者および患者の姿勢矯正を中心に、ヨガを教える
  • ☆姿勢矯正・ヨガレッスンの出張、お気軽にメッセージ下さい!

先日のワールドカップでなでしこJapanがもたらした金メダルは、日本に勇気と感動、そして希望を与えてくれました。

優勝という地位を手にいれた今では大勢のメディアやファンに囲まれている彼女達ですが、体の小さな日本人選手が世界一に登りつめるまでには、今までに相当な努力や苦労があったと思います。そして彼女達を育ててきた佐々木監督もユーモア溢れる人柄で、上から目線で選手に命令するのではなく、選手1人1人を大人として尊重し、接しているのが伝わってきました。メダルを手にした今も謙虚な姿勢でファンへの感謝を忘れないなでしこチームからは、私達も学ぶべきことが多いのではないでしょうか?

バンクーバーで開催された2010年冬季オリンピックの際にも数人の選手とお話する機会があったのですが、彼らのスポーツに取り組む姿勢からも学ぶことが沢山ありました。スポーツ選手は本番で体力的にもメンタル的にも最高の力が発揮できるように厳しく体調を管理していきます。そのための努力は選手になって何年たっても変わらないのです。

何の職業においても、経験が長くなると仕事自体の能率はあがるのですが、仕事を始めた頃の緊張感や意気込み、そして謙虚な姿勢を忘れがちです。今の自分があるのはもちろん自分の努力の賜物でもあるのですが、周りのスタッフや患者様の支えも大きいはず。仕事に携わって何年たっても周りの人に対する感謝を忘れず、謙虚な気持ちで仕事に取り組んでいきたいですね。そしていつまでも初心を忘れず、常に新しい情報にアンテナを張り巡らせ、技術を向上させて自分を高めていきましょう。

スポーツ選手が日頃から自分を高めて試合で最高の力が発揮できるように、私達歯科医療に携わる者にとってそれが患者様に最高の治療を提供する秘訣なのです!