ココロ健康美人ファイル

平岩裕子さんのココロ健康美人ファイル

【第5回】 身だしなみについて(2)

平岩裕子

平岩裕子

  • やまとなでしこ塾主宰。短期大学卒業後、大手百貨店に就職、人材コンサルティング営業、国際線客室乗務員、美容系サロンマネージャーなど、さまざまな角度から人と接する現場経験を積む。「マナーは方法ではなく心を伝えること」を念頭に、現場経験を活かした実践事例に基づいた講演は、幅広い年齢層の女性からの共感・支持を得ている。 やまとなでしこ塾他、企業や公的機関、医療機関でのマナー講座、接遇サービス研修などを実施している。

研修などでさまざまな医療機関へ訪問する機会も多いのですが、クリニック内にはノーメイク・ナチュラルメイク・ばっちりメイクの女性スタッフさんがいらっしゃって、いろんな印象を受けます。

制服を着た自分に合ったメイクかどうか

ノーメイクで清潔感がある印象を受ける場合もあれば、顔色(血色)が悪く見えてしまう場合もあります。メイクはどれが正しいのかというよりも、制服を着ている自分にどんなメイクがふさわしいかを知っていることが大切なのかなと感じました。

メイクは見た目以外の印象を与えることもあります。香料の強い化粧品をたっぷり使っている人とすれ違うと、香水をつけているような印象を受けることはないでしょうか。
エレベーターに乗ったら、誰もいなくても先程こんな香りのする人が乗っていたんだなって分かることってないですか。場合によっては、その香りで誰だか特定できたりして…。

健康的で表情豊かな印象を与える工夫

さらに、メイクは表情にも影響します。ノーメイクでも眉を整えているだけで笑顔が映えたり、チークをいれるだけで健康的な印象を与えたり、アイラインを引くだけで目の印象がさらに良くなったりと、ほんの少しの工夫で健康的で表情豊かな印象を与えることができます。

身だしなみのメイクは制服を着用している自分に似合っていることが大事ですので、雑誌に載っていたり、美容部員さんから教えてもらったような流行りのメイクは、やはりプライベートで楽しんでみてくださいね。

ぜひ一度、ご自身のメイクが相手にどんな印象や影響を与えているのか、この機会に見直していただけたらと思います。