歯科経営者に聴く ~第一線で活躍する院長から学ぶ~

医療法人 良陽会 鶴田歯科医院 理事長 鶴田 博文 先生

加茂歯科クリニック 外観

長崎県雲仙市愛野町は島原半島の付け根にあり、のどかな田園や住宅が広がるエリアである。最寄り駅は島原鉄道島原鉄道線の愛野駅から徒歩7分。愛野駅は全 国的に縁起の良い駅として親しまれている。隣の駅が吾妻駅。愛野駅、吾妻駅を足すと「愛しの吾が妻」となるため。また、福岡市の中心部である天神やJR博 多駅までの直行高速バスも停車するため、利便性も高い。この「愛の町」にある超人気の歯科医院が鶴田歯科医院だ。実際には通常の予約は2週間、初診の方は 3週間ちかく予約が取れないほどの盛況だ。現在非常勤もいれるとスタッフ数は24名。「通うのが楽しくなる歯科医院」をコンセプトにしているため、県外な ど遠くから通われる患者さんも多い。

今月は医療法人良陽会 鶴田歯科医院の理事長である鶴田博文先生にお話を伺った。

むこうはら歯科医院 向原 正 院長

医療法人 良陽会 鶴田歯科医院 理事長 鶴田 博文 先生

プロフィール

  • 1969年 長崎県諫早市 生まれ
  • 1997年 岩手医科大学歯学部 卒業
  • 1997年 長崎大学歯学部附属病院
     第一口腔外科 勤務
  • 2000年 分院長(佐賀県)勤務
  • 2003年 鶴田歯科医院 開設
  • 2014年 現在地へ移転
  • 2014年 医療法人 良陽会 設立
  • 【学会 他】
  • 日本歯科審美学会会員
  • 日本顎関節学会会員
  • 日本口腔インプラント学会会員
  • 日本有床歯科施設協議会会員
  • 日本静脈経腸栄養学会会員
  • Win-Winの楽しい歯科医院普及協会 理事
  • 【講演活動】
  • 口腔ケア関連の講演、歯科医院マネージメントセミナー、ISIシステム講師、一般企業にも「伝説のチームをつくろう!」という演題で講演多数
  • ■歯が痛くなる前に読む本
    予防歯科を始めよう!!
  • ■口腔ケアをはじめよう!
    ~愛野記念病院のとりくみから~
  • ■審美歯科の魅力
    ~あなたの本当の美しさをひきだす方法~
  • ■最新の歯科治療セレックでHappy smile birthday!
    ~虫歯治療をする前に読む本~
  • ■噛める幸せをもう一度
    ~インプラント治療をする前に読む本~
  • ■あなたを守る歯科医の物語
    ~インプラント治療~
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開業に至るまで

鶴田先生はどんな勤務医時代を過ごされたのですか。

ボクは歯科医師になるなら必ず開業したいと思っていました。自分が尊敬する先生が卒後7年目で開業し、とても良い医院経営をされていました。ですから、学 生時代から「卒業して7年後に開業する」と決めていました。卒業してすぐにインプラントをしたかったのですが、その時はインプラントに取り組む歯科医院の 求人がなかったのです。いや、あっても無給が当たり前でした。そこで、大学病院の口腔外科に入局させていただき3年間、頑張りました。その後の3年間は開 業医の分院を任され、そこで学びました。大学病院時代の3年間は「修行だ。何があっても負けない」という気持ちでいましたね。誰にも負けたくないという気 持ちが強く、当直・宿直なども積極的に引き受けたものですから休んだ日は1年間で3日くらいです。それでも毎日が勉強の連続でした。若かったからできたの だと思います・・・疲れたことはありませんでした。もう、がむしゃらな毎日でした。「卒業して7年後に開業する」と決めた以上はゆっくりしている時間が もったいないですし、人の2倍、3倍働くことは当然でした。今考えると無茶なことをしたものです。

大学病院を出た後、分院長を選ばれたのはどんな理由からですか。

大学病院時代、外勤先の先生から、分院長をやってくれないか、と言われたのです。すごくうれしかったですね。願ってもないチャンスだと思い、その分院を見 に行ってすぐに決めました。田舎に立地していたのですが、ユニットが3台あって、運よくその二階に間借りできたのです。幸いなことに本院の院長先生からは ボクが口腔外科出身だからと、すべてを任せていただきました。これがよかったのです。そこにいたチーフの山下さんというベテランの歯科助手の方がいていた だいたおかげで、事務関係やマネージメントなど、細かいことまで何でもよくやってもらいました。だから診療に心血を注ぐことができました。大学の口腔外科 でつけた技術と知識、経験はここでも大いに役にたちましたが、口腔外科以外の臨床経験はさすがに少なかったので、ほぼ毎週のように休みの日は福岡や大阪、 東京にセミナーに出かけていました。ちゃんとした治療を学ばないといけないと思ったのです。学生時代の教科書を読み返し、多くの学術書を買って勉強してい ました。保険診療や訪問診療においてもよく勉強しましたね。それだけではなく、スタッフを採用し、教育するので、まるで開業の予行練習みたいな3年間でし た。その分院の患者さんはどんどん増え続け、福岡歯科大学の先生に外勤で週2日来ていただき、なんとか頑張り続けることができました。3年間で勤務契約が 終わり、診療が最後の日に町の人たちがボクのために送別会を開いてくれたことは一生忘れません。本当にすばらしい経験をさせていただいたと感謝していま す。臨床経験も、スタッフ教育においてもこの3年間の分院長の経験がなかったらおそらく今の自分はなかったでしょうね。

開業を目指す歯科医師が勤務先を選ぶコツはありますか。

今はインターネットでの情報が豊富ですから、勤務医が選べますし、いい時代になりましたね。ボクの時代はまだそこまで求人サイトは発達していませんでし た。自分の目指す姿を早く見つけて、そこに行きたければすぐに行動を起こして、いい歯科医院を選ぶ貪欲さが必要です。その点、e-dentistはサイト を作り込んでいるし、求職者が常に見ることができるわけですから活用してほしいですね。しかし、情報に頼るだけではなく、自分の目で判断することも大事で す。インターネットだと情報や写真を見ただけで分かった気になってしまいます。Google Earthを見て旅行に行ったつもりになるのと同じですよ。実際に見学に行って、雰囲気を見て、色々な体験をするべきです。ピンと来て、自分に合うと実感 できる歯科医院が必ずあると思うのです。合うと感じた歯科医院こそが皆さんを受け入れてくれる最高の歯科医院なのではないでしょうか。「近いから、ここが いい」ではなく、しっかり選んでください。将来、なりたい姿に一日でも早く近づいていけるような歯科医院がいいですね。そのためには何年までにどんな開業 をしたい、どんな治療ができるようになりたい、という目標をしっかり決めておくことも重要だとボクは考えています。

鶴田歯科医院には研修システムがありますね。

6カ月の研修カリキュラムがあり、いつまでに何をしたらいいということが全部、決められています。このカリキュラムをきちんとこなせれば自信を持って患者 さんに対応できます。保険診療であれば、わずか1年でほとんどの治療をこなすことができるようになります。そのためにはマネキンや天然歯を使ってトレーニ ングをしますが、先輩ドクターがずっとつきっきりで見てくれています。これぞまさに誰もが成長する原点になっているのでしょうね。当法人の勤務の先生はボ クや先輩ドクターからとにかく手厚く育てられていますので、頑張っている新人の先生を見ていると放ってはおけないようなのです。保険診療が大体問題なくで きるようになると、2年目からセラミックやCEREC治療に以降し、3年目からは歩合でお給料がもらえるくらいの自由診療を任せてもらえます。勤務医の先 生の中には矯正や補綴やCERECのコースに参加する人もいます。

新しく入った勤務医の先生に、技術以外にどんなことを指導してもらえますか?

患者さんとの会話力を鍛えてもらうために、コンサルテーションなどのトレーニングも行っています。今時「腕はいいけど、喋らない」歯科医師は通用しませ ん。挨拶、返事、笑顔、患者さんと良いコミュニケーションを取ることも能力のひとつなのです。患者さんが多く訪れる歯科医院で、腕はいいけれど、説明が今 一つ・・・というところはほとんどありません。だから、将来良い歯科医療を行うためには、コミュニケーション能力が足りないと思っている人は思い切って自 分を変えていくしかありません。しかし、そんな大げさなものではありません。ほんの少し注意して診療を行うだけで、医院はとてもよくなります。たとえば、 一緒に働くスタッフにはなにかしてもらったら「ありがとう」と必ず言うことにしています。そうすることで、雰囲気が良い状態で診療できると思うのです。忙 しくて、どんなにイライラしていても、感謝の気持ちを言葉で表すことで、自分のまわりの人を明るく、気持ちよく、良い雰囲気で仕事をできる環境を作ること のほうがボクは大事だと考えているのです。勤務医の先生はたとえ新人で臨床経験が少なかったとしても医院の中ではリーダーとしての重要な立場なのですか ら、患者さんとコミュニケーションをしっかりとれるようになるということは成功への第一歩だと言えますね。

増患対策

どのような増患対策をしていらっしゃいますか。

意外に思われるかもしれませんが、正直、特に行っていません。
開業当初から、「多くの患者さんに来院していただくことを考えるよりも、一人の患者さんが来てよかったと思える歯科医院を作りましょう」と常にスタッフに 言っており、それが浸透した結果ではないでしょうか。みんなよく患者さんにために尽くしてくれています。だから患者さんが年々増えていっているのだと思い ます。最近はあまりにもアポイントがすぐに埋まってしまうので、これではいけない、新しい歯科医師の先生を招聘し、もっといい歯科医院を作っていこうと考 えています。近い将来分院展開の必要性も考えています。ただ、毎月新患の数だけは意識しています。新患の数は医院の通信簿だと意識しています。医療の経営 数値の中でこの数値が少ないということは評判が悪いということなのです。最近では診療制限していても40人から60人の間を行き来していますが、再初診を 含めますと160人ぐらいですね。ですから勤務している歯科医師が成長できる最高のステージを準備しています。

スタッフ教育

スタッフの採用について、お聞かせください。

ボクたちの方針に合う人を採用するように徹底しています。仕事は誰かのために尽くす時間であることを忘れてほしくないのです。誰のために働くのかとういう 優先順位は、まず患者さん、次に歯科医院、最後に自分のためです。院長のためではありません。逆に、仕事観を同じくして、情熱を持ち、この歯科医院を好き で入ってくれる人であればまったく問題ありません。大きく成長していきます。自分のためだけに仕事をする人と、人のための仕事をする人では全く考えが異な ります。人のために尽くそうとする人は間違いなく輝いていますから、眼を見るとすぐにわかります。

先生のところのスタッフさんがとても明るくて元気が良いのですが、その教育について、お聞かせください。

就職したらすぐに仕事内容を詰め込むのではなく、研修期間をきちんと設けてカリキュラムを組んで教育しています。
まず、歯科医院でやってほしいこと、やってほしくないことを言っておかないといけません。こちらも「患者さんに優しくあるべき」と理想論を語るだけではだ めです。「優しい行動って、具体的にそれはどんなことですか」と聞かれてもすぐに答えられるように教育しています。たとえば、「1回のアポイントの中で、 患者さんのお名前を3回以上言うことです」と具体的に教えると、最低限の基準を理解してもらえます。誰でも名前で何度も呼ばれたら優しくされたと思いま す。3回言われたら、大事にしてもらえている、多くの患者さんの中の歯車の一つではない、と自分の人格を尊重してくれているという実感が湧きます。ボクた ちのチームはそういう気持ちを分かってくれているので、受付に患者さんがお越しになったときにお名前を必ず呼んでから挨拶することや、「雨の中、大変でし たね」、「お気をつけて」という声かけをしているようです。礼儀正しくきちんと対応していると患者さんから「まるでホテルの対応みたい」と言われることも ありますよ(笑)。

歯科医師の教育についても、お聞かせください。

以前、うちに見学に来た若い先生がとても緊張されていたことがあります。
話を聞いたら、以前勤務していた歯科医院では、できない治療を無理にやらされたらしいのです。彼の臨床経験からすると、まず無理な治療です。そこの院長先 生は、なぜこんなこともできないのかと彼を責め、心を踏みにじってしまったそうなのです。誰だって最初の就職先でそういう目に遭ったら疑心暗鬼になってし まいますよ。ボクは自分の勤務医の先生の教育に対する考え方を話したところ、その先生は当院に就職されました。もちろんボクは治療ができなかったと言って その歯科医師の先生を責めたりしませんし、その先生ができるようになる方法を一緒に考え、克服することを目指します。しかし、彼はできないということは全 くなかったのです。むしろ、どんな治療でも良くできた。教える事もほとんどないくらいに。その先生は自信を持ったのでしょうね。みるみる成長していきまし た。とくに審美とCERECにおいてはもうかなりの症例をこなしましたので、セミナーの講師も務めたほどです。契約期間の3年間をがんばったのち、実家の 歯科医院を継承されました。もちろんその先生の医院は継承後も大変うまくいっているそうです。
  極端な話、ボクたちの医院では入ったばかりの先生の技術的なスキルはゼロでいいのです。歯科医師は99%が開業するはずですから、「良い経営者を育成 することと、良い歯科医師を育成すること」がボクの夢で、自分の手足になってくれれば・・・などとは全く考えていません。 ゼロから育てあげた歯科医師は OBとしてボクをよく訪ねてくれます。そして、「あの頃があったから今がある」と言ってくれています。これはとてもうれしいことです。
研修の最初には「理想の将来像を目指すために、何をしたいのか」、「何年かかって、そこに到達したいのか」を尋ねます。研修医によっては開業する年月日ま で言ってきますので、そこから逆算してカリキュラムを決めるわけです。3年後に開業したいとなると必死にならざるをえませんが、自分で決めたことですし ね。でも、無理ならば後で延長すればいいだけですし、しっかりみんなに目を配り、それぞれの夢を叶えることができたら素敵だなと思っています。

女性の勤務については、いかがでしょうか。

一般的には産休や育休を使わずに結婚して辞める人が多いのですが、私は職場を辞めるのに結婚という理由を使ってほしくないですね。母親をサポートできる職 場作りが出来ている歯科医院はまだまだ少ないと聞いています。優秀な女性歯科医師や歯科衛生士が将来に不安を抱えたまま仕事してほしくないと思います。当 法人では結婚しても辞めずに、出産しても安心して戻ってこられる職場を作るために、スタッフの数を充実させ、産休育休制度を整備しています。欠員を補充す るという考えではなく、アドバンテージを高めるためにスタッフを入れ、子どもができても働きやすい職場を作っています。この12年間、求人をかけていない 期間はありません。
小さなお子さんはすぐに熱を出すし、保育園の行事もあるので、スタッフはよく休みます。でも、そこで院長が「えっ?また休むの」という顔をしてはいけませ ん。「大丈夫だよ。必ず、行ってやりなさい。〇〇ちゃん(子供の名前)きっと喜ぶよ!」と言えるぐらいであってほしいですね。熱を出すような大変な期間は 小学校に上がるまでのわずか6年間なのです。小学生になればインフルエンザに罹るぐらいですから、その6年でしっかり家庭を作り、産休、育休後は元気で働 いてほしいと願っています。実際、育休後のスタッフはとてもよく頑張ってくれます。

そこまで考えておられる歯科医院はまだまだ少ないといいます。先生がそうお考えになるきっかけがあったら教えてください。

母は学校の教員でした。ボクを産んでわずか3カ月で職場復帰しました。仕事が忙しくて、ボクの行事に来てくれたのは小学校と大学の卒業式だけでした。祖母 がいつも来てくれましたが、子どもは母親が来ないと寂しいものです。だから、スタッフの子どもにはそういう思いをさせたくないので、スタッフには学校行事 の時は絶対に「有給休暇をとって休んでください」と言っています。子どもの遠足や学校行事があるのに、仕事に出てきたスタッフがいたら、ボクは怒って帰し ていますね(笑)。まず、子どもさんの年間行事を持ってきてもらって、有給休暇の日を決めています。そしてフォーメーションを組めばなんてことはありませ ん。

開業に向けてのアドバイス

勤務医の先生が開業するにあたっての準備について、お聞かせください。

「△△歯科医院の○○先生がいいと聞きました」という患者さんが1カ月に20人以上、いらっしゃるようになったら開業するときですよ。院長ではなく、△△ 歯科の○○先生というように、勤務医が選ばれると本物ですね。どこで開業しても成功しますよ。そのためには、痛みの少ない治療をすること、インプラントや 矯正、CERECなど最先端の治療も勉強しつづけること、患者さんを思いやる気持ちを忘れないこと、患者さんに礼儀正しく接することを心がけて、誠実な診 療をしていきましょう。モチベーションを高めて、技術を向上させ、一つの歯科医院に最低でも3年は勤務してほしいです。「この院長からは何も学ぶことはな い」と簡単に諦めずに、3年はその院長を信じてついていくことが大事ですね。もちろん院長も追いつかれないように自分を磨き続けないといけませんが(笑)
  開業にあたって一番目に必要なことはスタッフ教育について学ぶことです。必ず開業した後、誰もがここで躓きます。スタッフに気持ちよく、安心して働い てもらえるため、学ぶことです。これがなかなか行われていないですね。まずはスタッフと良好な人間関係が保てる歯科医師になりましょう。院長が若いうちは スタッフと一緒に楽しく飲みに行くだけでも大丈夫ですが、歳をとるにつれてスタッフとの年齢差が出てきます。そこでスタッフを尊重できる人格を形成してい ないと、スタッフの離職に繋がるのです。どのようにしたら院長として適切な行動がとれるか、スタッフが院長についてきてくれるのかを勤務医時代に学んでく ださい。

ほかに大事なことはありますか。

目先ではなく遠くを見る目が必要です。
せっかく歯科医になったのだから、一生、この仕事を大事にしてほしいと思っています。そして、勤務医の先生が開業したら、その歯科医院が地域で愛され、社 会のために大きく貢献できることを願っています。大事なことは永続することです。歯科医院と言えど企業という組織と同じです。歯科医院をたたむことになる と一番こまるのは患者さんです。患者さんは一生、おつきあいするつもりで接する。そして医院の存在する目的をチームみんなでよく理解し、理念に沿った行動 を行っていれば、強固なチームが構築できます。
結果スタッフは活き活きと働くことができます。治療後の患者さんからのアンケートには「〇〇先生、○○さんのおかげで噛めるようになりました。ありがと う」などと涙が出そうになることが書いてあります。患者さんは自分の言葉でどう表現したらいいのか分からないので、こちらからアンケートでインタビューす るのです。「治療の前はどんな気持ちでしたか」と聞き、治療前の写真を見せます。「これがこうなりましたよ。治療中はどうでしたか」と聞くと、「待ち時間 が多かったけど、皆が優しくしてくれました。最後まで治療を続けられたのは実は初めてです」という声があると、スタッフは嬉しいものですよ。患者さんと もっとコミュニケーションを取りたいとか、待ち時間を短くするためには自分のスキルを上げるしかないと気づくと、夜中でもマネキンで練習を始める先生もい ますよ(笑)。治療時間を短くして、患者さんへの十分な説明時間を確保できれば、患者さんは自ずといい治療を選びますし、歯科治療の価値を認めてくれま す。当法人では勤務医は自費診療がとても多いですよ。昨年度は月平均しての自費率が65.7%でしたから。

現役の勤務医の先生へメッセージをお願いします。

どんな仕事でも一生懸命人のために働けば社会はその人を認めてくれます。人から決められたのではなく、自分が選んだ職業で、国家資格まで持っている訳です から。この仕事は素晴らしい職業であることを理解してほしいです。間違っても若い先生には将来を悲観しないでほしいですね。業態が違うのにコンビニエンス ストアの数と比較されたり、ワーキングプアだと言われるのは本当におかしいです。歯や口の中が思うようにならず困っている人はまだまだ大勢いますし、患者 さんが来ないというのは嘘ですよ。自分で遠ざけているだけなのです。患者さんを大切にしていれば、必ず来院していただけますから、自分の選んだ職業に誇り を持って頑張ってほしいですね。

プライベート

プライベートの過ごし方を教えてください。

趣味はオートバイです。ハーレーやホンダ、カワサキ、スズキ、ヤマハなど複数持っています。気分によって乗り分けています。もちろん背負っているものが多 いので、若いときみたいに無理はしません。ゆっくり田舎道を走るのが好きです。あとオートバイを整備したり、磨きあげるのも大好きです。休みはいろんなと ころに勉強に行くことが多いですね。他にも講演やセミナーの講師もしていますので、なかなかゆっくりと過ごす時間はありません。完全にオフで天気が良い日 は30分くらいのんびりとオートバイで走ります。島原や雲仙はツーリングに最高の場所です。
ボクに似て、勤務医の先生やスタッフも趣味が多いです。中型以上のオートバイの免許を持っている先生は2人、スタッフも2人、主任も大型自動二輪免許を 持っています。こんな歯科医院も珍しいかもしれませんね。ゴルフが好きな先生もいれば、茶道や釣りが好きな先生もいます。また、マラソン大会なども歯科技 工士や歯科衛生士などのスタッフと一緒に出て楽しんでいる先生もおられます。この仕事は緊張の連続ですから、仕事一辺倒だと、息切れするので、そういった 趣味を持つことはとても大事ですね。オートバイに乗られる先生は是非、ツーリングがてら雲仙市まで遊びにいらしてください。いいところをたくさんご案内し ますね。お待ちしています。

【タイムスケジュール】

  • タイムスケジュール
    休みは水曜日と日曜だが、日曜はすでに多くのスケジュールで占められている。 実質、水曜が自分の時間。
  • 【鶴田歯科医院平面図】
    間取り図