歯科経営者に聴く - 医療法人 圭真会 いくま歯科医院 伊熊 直記 理事長(後編)

歯科経営者に聴く(後編)

~第一線で活躍する院長・理事長から学ぶ~

いくま歯科医院 外観

 地域に根ざし、子どもから高齢者まで幅広い世代の口腔健康を支えてきたいくま歯科医院。患者一人ひとりのライフステージに寄り添った診療を大切にし、予防から治療、メンテナンスまで継続的なサポートを行うことで、「安心して通い続けられる歯科医院」を目指してきた。
今回は、先月に引き続き、いくま歯科医院の診療に込めた想いや医院づくりの背景、スタッフとのチーム医療への考え方、そしてこれから見据える歯科医療の未来について、院長・伊熊先生にお話を伺った

伊熊 直記 理事長

医療法人 圭真会 伊熊 直記 理事長

【プロフィール】

  • 1966年兵庫県西宮市 生まれ
  • 1990年奥羽大学歯学部 卒業
  • 2016年京都府歯科医師会 学術医院長
  • 2017年医療法人 圭真会 いくま歯科医院 開設
  • 2020年京都インプラント研究会 会長
  • 2022年ノーベルインプラント京都プランニング教室 塾長

【スタッフ採用・教育】

スタッフの育成・教育はどのように行っていますか。

明確なマニュアルがあるわけではありませんが、歯科衛生士は一人ひとりに先輩をつけ、個性に合わせて育成しています。ドクターに関しては、8割ほどは私自身が教育を担当しています。

スタッフとのコミュニケーションで、最も大切にしているのはなんでしょうか。

感情的に怒らないことを常に意識しています。人それぞれ得意・不得意がありますから、その人に合わせた伝え方を心がけています。幸い、これまで来てくれたスタッフは真面目な人ばかりなのですごく助かってます。

スタッフが働きやすい環境づくりの為に注意されていることはありますか。

法人化した一番の理由も、スタッフが安心して働ける環境をつくるためです。院長一人に依存する体制では、将来が不安定になってしまいます。就業時間の短縮、地域で高水準の給与設定、有給休暇の柔軟な取得、昼食のお弁当補助など、細かい点にも配慮しています。その結果、現在は歯科衛生士の定着率も高く、募集を停止できる状態になりました。

【今後の展開】

今後の経営の展開について伺わせてください。(取り入れたい事など)

現在はほぼフルサービスで診療を行っているため、大きな変更は考えていませんが、分院展開や本院の移転・拡大は検討しています。また、DXの活用もさらに進めていきたいですね。

今後、歯科業界はどのように変化していくと想像されますか。

ここ10年ほどで、歯科業界の変化は非常に大きくなりました。変化に対応できる医院と、そうでない医院との差は確実に広がっています。今後はM&Aや法人化が進み、大型法人が増えていく流れになると思います。個人医院でも良い治療を提供していれば生き残れますが、それができるのは一部に限られるのではないでしょうか。業界全体としては、二極化が進んでいくと感じています。

休日やオフの時間に行っている、リフレッシュ方法や趣味を教えてください。

現在はテニスに力を入れており、全日本ベテラン選手権出場を目標に練習しています。まだまだそのレベルではありませんが(笑)、ほぼ毎日練習していて、良いリフレッシュにもなっています。

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